ウタノチカラ物語  第12話

いよいよ6月24日ハピスポひろばまで1週間をきりました。

ここからラストスパートです。

うたひろばでも、前日準備、当日準備の調整や当日使うものの準備など進めています。

さて、11話ウタノチカラ物語を綴ってきましたが、ひろば前最後は私の物語です。

 

今まで、どうしてハピスポに関わるか?どうしてうたひろばを企画したか?

を話してきましたが、あまり自分のことを話してきませんでした。

今回たくさんの方に自分をさらけ出して書いていただいたので、私も話さないとなあと思ったので、書いてみたいと思います。

 

 

【チカラウタ物語 第12話】

 

私には生まれてから1歳半くらいまでの写真がない。

だから、赤ちゃん時代自分がどんな顔をしていたのかわからない。

物心ついたときから、定期的に、眼科、形成外科へ通院し、親からは、

生まれつき目の病気で手術をしたとだけ聞かされ、

「なんでこんな目で生まれたのか?」

「なんで写真がないの?」

とは子ども心に聞いてはいけない気がしていた。

おそらく2歳か3歳の時の手術で、手術用のベットで親と泣きながら

離れ大人に取り囲まれてライトで照らされる恐怖と孤独感を今でも覚えている。

 

幼稚園では、先生や友達とほとんど話はせず、話をするのは、

自分が大好きなお友達1人だけだった。

幼稚園、小学校時代周りから「目がおかしい」「気持ち悪い」とひそひそ言われていたが、聞こえないふりをし、親にもだまっていた。

ただ、そういうことを言う子はいても、いじめられたというのは少し違ったので、それだけが救いだった。

 

何も言われなくても、人の視線が怖く、何事も積極的にできず、

自信がなく目立つことも大嫌いだった。

今では信じられないほどに、気を許した人としか話しをすることは無かった。

 

そして、これは想像でしかないが、両親はきっと私が生まれた時に、かわいいというより、

どうしてうちの子が?これからどうしよう?どうなるんだろう?と思ったはず。

私はそれを感じ、生まれてきてよかったのか?と無意識に感じ、

「どうせ自分は」とかなり自己肯定感が低いネガティブ人間だった。

 

思春期になると、

「どうして自分はこんな顔で生まれてきたのか」                                         「なんで普通に生まれなかったのか」

生まれつき、人とは違うということで自分は何か異質なものと感じたまま過ごしていた。

ただこの気持ちを、親はもちろん友達に話すことはなく、何食わぬ顔をして友達と楽しく過ごし、夜になると毎日のようにノートに「死にたい」と書き綴っていた。

 

短大の夏休み、何度目かの手術をした。その夏は入院生活。顔はしばらく腫れ、足からも組織を移植し、足を引きづりながら歩く日々。その後しばらくひきこもりの生活。

 

そんな時出会ったのが、今でも大好きなGLAY。

毎日GLAYの曲を聞き、ライブに行き、ライブだけを楽しみに生きていた。

私にとってLive=生きること。

そのころから自然と「死にたい」と思うことは無くなっていった。

 

その後、結婚、出産し、守るべきものができ死んでなんていられない・・・

 

そしてハピスポとの出会い。

心身ともに障がいのある方、障がいのある子どもや家族のいる方、ご自身の病気、介護、生きづらさを抱えた人、たくさんの人との出会いがあった。

苦しい、困った、辛かった話、そして楽しい、うれしい話もたくさん聞いて笑いあった。

 

自分も親になり、そして障がいのある子どものいるママたちと出会い

「どうしてこんな風に生まれたんだ」と親に聞かなくて本当に良かったと感じた。

つらかったのは自分だけじゃないんだ。。。

 

世の中がすぐには変わらなくても、当事者の人生が楽しく、そして孤立せずお互いを認め合える多様性あふれる社会への1歩になる。そんな可能性を感じながら関わって、今年で5回目のハピスポひろば。

 

誰のため、何のためとハピスポひろばに関わってきたが、

昨年初めて「うたひろば」を自分で企画した。

あんなに人前に出るのが苦手だったのに、アカペラグループを組み

大好きな歌を仲間と一緒に歌い、今ではステージで歌い、

人と話すのが苦手だったのに歌でたくさんの人と繋がっている。

 

誰かのためにと言い聞かしていただけで、実は自分のために関わっていたのかもしれない。

自分のためだなんていけないことのような気がしていたが、その結果、

自然と自分だけのためでなく、誰かのためにと繋がっていった。

 

私自身が生きづらさを抱えた当事者だというのは、

「顔のことでガタガタ言うな。もっとつらい病気や障害のある人はたくさんいる」

そう言われるような気がしていて私が話してはいけないと思っていたけど、昨年、今年とうたひろばを通じ、ここには書いていないことを含め、

実は自分にはこんなことがあってという話をたくさん聞いた。

 

どうしてハピスポひろばに関わるか?と聞かれ

このまま黙っているのはなんだか嘘をついている気がした。

 

歌、ライブが私の人生を変えてくれた。

今年のうたひろばは、ライブを楽しむ!一緒に歌おう!

ライブを楽しんでもらうことで、演じる側、観る側がお互いに繋がり、

最後にみんなで一緒に歌いたい。

みんなの想いを歌で繋ぐ。

そんなうたひろばになることを願い当日までがんばりたいと思います!!

 

長文失礼しました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ぜひ、たくさんの人の想いであふれたハピスポひろばに遊びにきてくださいね。

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